周辺敷地の塩土地区集落の屋根の連なりや、高浜のシンボルである青葉山が全貌出来る屋上テラスを設けるなど、環境に呼応したデザインになっています。中に入ると生簀があり、その魚をオーダーしてさばいてもらい、施設中にある「うみから食堂」でも食べることが出来ます。「うみから食堂」には、地元の子ども連れの方もゆったり過ごせるように、畳の小上がりを設けています。また屋上には地域のシンボル「青葉山」を望みながら、バーベキューレストランができるUMIKARA TERRACEを設けました。地域の方、観光で来られる方の両方が、食を通じた体験に満足してもらえる場所づくりを考えています。
高浜の魚介の美味しさを味わえるUMIKARAのECサイトが出来ていますので、ぜひご覧ください。
https://shop.umikara.co.jp/
サインデザインはUMA / design farm の原田さん、平川さん
レストランの内装は、SMALL STANDARDの當間さん
家具製作は、ARIAの有吉さん、小池さん
構造設計は、満田構造計画研究所の満田さん、江畑さん
7月のプレオープンを控え準備が進行中です。プレオープン後には、公民館の解体跡地に芝生広場が出来てグランドオープンになります。
MiiMoは大屋根が特徴です。大屋根の下が子どもたちの遊び場になり、役場への参道になり、広場と建築が一体利用されます。また小学校から来る子どもの学童クラブへの動線と、横の図書室やテラスで本を読むことを考え、建築や屋根の「向き」を大切に設計しました。内装や家具は、床も含めていかに公共建築らしさを消して、住まいのような居心地をもつ場所に感じてもらえるかを考えて設計・選定しています。
広場と半屋外空間によって、外部と内部が境界をまたいでいるような設計としています。屋根の下の大階段は、雨の日でも子どもたちが遊べる場所をつくることと、学童に来た子どもたちが、学童から大階段を降りて直接広場に出られるようになっています。
1階は人が最も往来するエントランス付近に、MiiMoホールや、まちキッチンやMiiMo食堂を配置し、農業をしている方も、子育てをしている方も、集まってご飯を食べたい方も、居場所を見つけるきっかけづくりになればと考えています。MiiMoホールとつながっているコワーキングカフェは、壁で区切られずに、家具の配置で落ち着いて滞在できる場所を同居させています。
2階の図書フロアは、子どもたちがより本に親しめる場所に配置しています。同時に、静かに本を読みたい、自習したいという方のために、ガラス戸で区切った自習スペースや、広場を見渡せるテラスを設けています。テラスではおしゃべりしながら、自習スペースでは集中して本を読めます。
3階は、これまでの活動と、まだ想定できないこれから起こる活動を支えることができるよう、防音性能を高めたコミュニティルーム1、ミニキッチンも備えたコミュニティルーム2、子どもスカイガーデンを屋根の上に設けた子育て支援センターなどを配置しました。
広場を含めたこのエリア全体で、町民の皆さんが、使い方に工夫ができる仕掛けをたくさん残しています。行政も利用者も一体になって設計者が驚くような使い方や活動を開発・持続していただくこと、その工夫をする大人と一緒にここで育つ子どもたちが、またさらに次の世代を育てる新しい活動を生み出してくれることを楽しみにしています。
外構デザインは、素地(soji)の松下さん
サインデザインはUMA / design farm の原田さん、平川さん
カーテンなどのファブリックは、fabricscape の山本さん
照明計画は、ツキライティングオフィス の吉楽さん
構造設計は、 tmsd萬田隆構造設計事務所 の萬田さん
掲載写真撮影は、笹の倉社 の笹倉さん
福井県高浜町の魚と旅するマーケット「UMIKARA」も2021年夏を目指して着工しました。
このサイトで高浜の魚の灰干しなどが買えますよ!
魚介を特殊なフィルムで包み、遠赤外線効果のある火山灰に埋め込んで、さらに低温で長時間寝かせるという、独特な製法の干物で、身が普通の干物よりほくほくしています。
https://umikara.co.jp/
三宅町複合施設の入札が、5月29日 株式会社 森組に落札されました。今後現場が始まっていきますので、情報をアップデートしていきます。
三宅町複合施設はもうすぐ町民投票で愛称も決まります。詳しくは下のリンクから
https://www.town.miyake.lg.jp/chosei/sesaku/post_481.html
京都造形芸術大学の特別講義で90分の時間を頂いてレクチャーしました。敷地や地域資源の読み取りから、建築や周辺環境の日常の使われ方を想定する設計手法を言葉にしていきたいと思っています。住宅から公共建築をまたいで進めているプロジェクトの共通する考え方やそこからどのように建築にしてるかを学生の皆さんにも伝わるように話せればと思っています。
『(仮称)三宅町複合施設基本設計・実施設計等業務委託』に係る公募型プロポーザルの結果、ジオ-グラフィック・デザイン・ラボが最優秀提案(設計等業務受託候補者)となりました。
前田が2016年3月13日に、Aプロジェクト関西セミナーとして、山崎亮氏と対談(松岡聡氏司会)した「「日常と連続したケアのデザイン 建築家とつくる新しい医療と介護の場」のレポートが掲載されています。
福井県高浜町の和田ビーチにて、7/20-8/22の期間限定の浜茶屋(海の家)がオープンしました。
GGDLのホームページを更新いたしました。