もんとぱーくは南海電気鉄道の高架下空間につくられた広場です。泉大津市の掲げる「アビリティタウン」を念頭に、子ども達が自ら遊び方を考え、広場空間を使いこなしていく為のデザインとしました。高架を支持する既存柱とアーチ構造物を合わせて配列することで見え隠れが生まれ、そこで遊ぶ子供たちの賑わいが周辺環境に広がっていきます。アーチ構造物はグリーンとライトグリーンで塗分けられ、見る位置によって様々に色の重なりを変化させます。既存高架柱にも配色を施すことで、その印象をやわらげつつ、魅力的な空間の構成に寄与しています。アーチ広場、芝生ステージ広場、芝生広場の3つの広場から構成され、芝生ステージは、キッチンカーが乗り入れ可能な仕様としており、イベント開催時の中心的な空間となることが想定されています。芝生広場は、子育て世帯が子どもを見守りながら寛ぎつつ、芝生空間で幼児を遊ばせる空間となっています。
時期 | 2020 |
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設計 | 前田茂樹 |
構造設計 | tmsd 萬田隆構造設計事務所 |
グラフィック | UMA / design farm | 施工 | ビームスコンストラクション |
所在地 | 大阪府泉大津市 |
撮影 | 笹倉洋平 |