合宿中、いつもは話さない仲間と話したり、練習方法について相談しあったりする対話の時間が、チームの結束だけでなく、この施設を通した得られる体験として重要であると考え、「食べる・寝る・風呂に入る」といった過ごし方だけではない、「体験・交流」を創り出すきっかけが屋内外にちりばめられた合宿施設を提案しています。普段と違う、人との関係を主体的に創り出したくなるような、スポーツを通して成長のきっかけとなる体験ができる施設を目指しました。
複数のテラスのある外観は、青戸入江に浮かぶ客船のようにも見立てることができます。客船のような外観は、合宿に来た利用者に、ある期間を一緒に過ごす共同体としての結束を感じさせます。
スポーツ団体や学校のクラブ活動などの合宿が集中する時期だけでなく、一年を通して利用できる施設を提案しています。パブリックビューイングやイベント活用ができる大階段を設けることで、様々な活動の受け皿となる場所を設けています。また、施設内に厨房や食堂、運動もできるコミュニティールームを設けることで、例えば子供がサッカースクールで練習中に親御さん同士が一緒にお菓子教室やヨガ教室などを受講できる場所をつくっています。総合運動公園が隣接しているメリットを最大限に活かし、世代を超えて町民が一緒に利用できる施設を提案しています。
時期 | 2020-2023 |
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設計 | 前田茂樹 藤本雅弘 田中宏幸 川端竜平 |
構造設計 | 満田衛資構造計画研究所 | 設備 | 島津設計 | 外構 | E-DESIGN |
グラフィック | UMA / design farm |
施工 | ----- |
所在地 | 福井県大飯郡おおい町 |