メインハウスとアネックスの2棟からなる住宅です。軽井沢の冬は厳しいですが、トリプルガラスなどを用いて通年居住できる仕様です。敷地は微地形で傾斜がありますが、車庫から将来的なバリアフリーでの生活スタイルを望まれたこともあり、軽井沢の湿気対策の高床式ではなく、地面勾配に沿うような室内とテラス、敷地の関係を探りました。メインハウスの床は水平ですが、敷地が西に進むにつれ下がることにより、室内からの視線が変化し、テラスにおいては敷地との間に約1mの高低差が出来ます。 またアネックスは、テラスからの距離や視線について考慮し、微地形を読み解き、振り角度や配置計画を考慮しました。また積雪地域なので、車や人の出入りする箇所毎に、屋根からの落雪を検討し屋根勾配を決定しました。敷地の高低差を活かしつつ、内側から見える風景が変化していく住宅です。
時期 | 2018 |
---|---|
設計 | 前田茂樹 木村公翼 |
構造設計 | 株式会社tmsd | 施工 | 丸山工務店 |
所在地 | 長野県軽井沢町 |
撮影 | 新建築社 |