堺市の泉北ニュータウン近接する、ニュータウン建設以前からの家屋が多く残る地域に、築40年の民家をホームホスピスへと改修しました。クライアントは高校の同級生ですが、以下の方針に共感しています。 歩歩歩の家の方針 (歩歩歩の家HPから抜粋) 私たちは「介護サービス」を提供するのではありません。 歩歩歩の家は、施設ではなく「家」です。 スタッフは、この家に一緒に暮らす疑似家族として居ます。 ご家族がいらっしゃる方のケアに関してできるところはご家族にお任せします。 ご家族ができない部分や時間だけをスタッフが補います。
家としての雰囲気を残しつつ、車いすでの移動を容易にしたり、トイレ回りなどの改修を行いました。また耐震補強を行いつつ、新たな窓を設けて5名の家族のための採光通風環境を整えました。 玄関の手すりも家の雰囲気を残すため既製品の手すりではありません。廊下は車いすでの移動を容易にしまし、トイレは大きく且つ落ち着ける一つの部屋としています。「必要なこと」を行う環境デザインを行っています。
時期 | 2014 |
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設計 | ジオ-グラフィック・デザイン・ラボ |
構造設計 | 大阪工業大学空間デザイン学科白髪研究室 |
施工 | 山本博工務店 |
所在地 | 大阪府堺市 |
撮影 | 多田ユウコ |