徳島県佐那河内村の築150年の古民家を、大阪工業大学建築学科の前田研究室を中心にしたメンバーで改修設計・監理を行いました。 1年目は村の歴史を知るためのヒアリング、古民家の掃除とどのように活用していこうかとの意見交換を行いました。 2年目にアーティストの北澤潤さんが参画され、満月の夜に村のどこかで限定レストランが開かれる「フルムーンダイニング」を行う前提で、学生自身が、大工さんに教えて頂きながら設計施工を行いました。
3年目にはそのプロセスを経て移住される方が決定し、その方とのミーティングを経て、学生中心に設計監理を行いました。 古材と新規の材料を無理に調和させるのではなく、パッチワークのようになりながらも接ぎ木しているような状態を良しとし、古民家の素材や空間の中に存在する時間を、出来るだけ現代に活かすような設計を心がけました。
時期 | 2015 |
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設計 | 大阪工業大学前田研究室 |
構造設計 | 大阪工業大学空間デザイン学科白髪研究室 |
施工 | 佐々木工務店 |
所在地 | 徳島県佐那河内村 |
撮影 | 笹倉洋平 |