スウェーデンを拠点としている企業のオフィスです。働く場所を現状の社屋であるビルの一室としてのオフィスという環境から、北欧のオフィスような働く場所に「人間性」を持てる環境にしたいというクライテリアからプロジェクトは始まりました。 薪ストーブを設けるキッチンがオフィス内部に要望されるなど、従来のオフィスよりも「日常の」住空間にと連続するスケールのオフィスを、傾斜地である計画地の特性を活かして設計しました。
機能性のみに重点が置かれた一般的なオフィス空間は環境の変化がない均質なものとなってしまう傾向にあり、創造的な発想、リラックスした空気感が生まれるような空間にはなりにくいと考えます。 ここではオフィス全体を街路のように構成し、あえて完成しきっていない仕上げにすることで機能性と創造性を両立させるようにしました。また廊下と居室を完全に分けずにすることで、オフィス全体を散歩できるようにしています。
時期 | 2014 |
---|---|
設計 | ジオ-グラフィック・デザイン・ラボ | 施工 | 無印良品の家 豊中店 |
所在地 | 大阪府箕面市 |
撮影 | 繁田諭 |